捻挫の正体に迫ります(2)by生体運動力学研究所(北九州)

捻挫とは「関節をねじりくじくこと」でしたよね。

足関節捻挫は27,000例/day (USA)

 

こんなに多いんですね。

どれほどの人にしっかりした診断がついているのでしょうか?

足首を捻挫しました。病院に行きます。

そして病院で検査します。医師から「捻挫です。」

はあり得ないと前回説明しました。

捻挫の病態は年齢によって異なります。

 

捻挫 10歳未満・・・80%が骨折

1位 前距腓靭帯(ATFL)裂離骨折 

2位 陳旧性のATFL裂離骨折  

3位 リスフラン関節損傷

 

捻挫 10歳代・・・5%が骨折

1位 ATFL損傷 

2位 前下脛腓靭帯(AITFL)損傷 

3位 踵腓靭帯損傷

 

捻挫 40歳以上・・・60%が骨折

1位 踵骨前方突起骨折 

2位 第5中足骨基部骨折  

3位 外果骨折  

4位 ATFL靱帯断裂

なんですよ!! 見えてきましたね。

 

そうなんです!検査の結果「捻挫です」ではなくて

「前距腓靭帯の裂離骨折です」なら納得の診断です。

腹痛の原因は「虫垂炎」です。と同じ展開です。

しかしここでちょっと問題があります。

レントゲン検査ではわからないものも多いんですね。

それじゃあCT?,MRI?

ではありません。エコーです。

 

機械はそこそこ高性能のものが必要ですが、CT,MRIに比べれば

ずっと安価です。(病院の設備投資も、患者さんの自己負担も)

問題は検査に少しだけ技術がいるんですね。

(そんなに難しくありませんけど)

 

あとはそのことを知らない整形外科医が多いんですね。

患者が正しい知識をもって、医療従事者と対面しましょう。

そうすれば医療従事者も勉強しなければいけなくなります。

足を捻挫して、病院に行ってX線検査だけで

大丈夫と言われたら、要注意です。

エコーできちんと診てもらうのが無難です。

 

10歳未満の子供は80%が骨折です。

40歳以上も60%が骨折です。

誤診されれば後々後遺症が残る可能性があります。

一般人も正しい知識を持って医療機関とかかわることが必須の時代です。

自分の身は自分で守るしかないんですね。

 

福岡総合医学情報研究所は医療コーディネートをおこなっています。

医療従事者(医師など)との関係で困ったことや、

ご自身やご家族のことで悩み事があればお気軽にご相談ください。

捻挫の正体に迫ります(1)by生体運動力学研究所(北九州)

捻挫とは辞書で調べてみると

「関節をねじりくじくこと」とあります。

足首の捻挫の経験のある人は多いと思います。

私も経験があります。

 

スポーツ最中に捻挫した、階段を下りているときに捻挫した。

友達と暴れていて捻挫した。滑って転んで捻挫した。

様々なケースがあります。そして痛みが強い場合には

整形外科を受診するのが一般的です。

 

そしてレントゲンの撮影をして後に説明がありました。

医師から「捻挫です」

「あ~そうですか。よかった」ってなってませんか?

 

捻挫とは「関節をねじりくじくこと」でしたよね。

すでに医療機関を受診した時に

医師にあなたが「捻挫しました」って言ってますよね。

医師からの「捻挫です」はオウム返し?

 

わかりにくければ、別の例にしましょう。

あなたが腹痛で我慢できず病院を受診したとします。

検査の結果担当の先生の説明が「あなたの痛みの原因は腹痛です」

納得しますか?納得しませんよね。

医師からの説明が、「腹痛の原因がわかりました虫垂炎です」

この説明なら納得しますよね。

 

要するに、検査の結果説明で「捻挫です」はありえないんですね!

「捻挫」は「ねじってくじくこと」ですから

ただのエピソードなんです。診断ではありません。

しかし今現在も多くの医療機関では

これは日常の診療風景なんですね!(ホント)

こんないい加減な説明で納得してはいけません。

医療機関の為にもなりませんから!

 

part2では捻挫の本当の病態について迫ってみます。